ならしの動物医療センター

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report 症例報告

椎間板ヘルニア

2021.12.24

本日の症例は、後肢が弱いという事で来院されたワンちゃんです。

血液検査、X線検査で他の疾患を除外し、歩行は不可能でしたが、自力排尿は可能だったため、グレードⅢの椎間板ヘルニアと仮診断しました。

さらにCT検査において重度の脊髄の圧迫が認められたため、椎間板ヘルニアと確定診断し、片側椎弓切除術にて逸脱した椎間板物質を除去しました。

こちらが背骨を削り、脊髄(神経)を露出させ、逸脱した椎間板物質を除去したところです。(白く見えるものが脊髄です。)

術後はしばらく安静にしリハビリを主体とした治療に切り換え、自然な歩行が可能になるまで、サプリメントやリハビリ、鍼灸なども交えて治療していきます。

獣医師 古田