胸腺腫(開胸手術)
2018.12.13
開胸手術を行った犬についてです。
皮膚腫瘤の手術のため、CT検査を行った際、縦隔(胸腔を左右に分けている壁)にしこりを発見しました。
エコー下でのFNA(針吸引細胞診)ができない位置であったため、経過を観察していたところ
大きくなったため、
腫瘍外科の専門医である生川先生、麻酔専門医の長濱先生お招きし、開胸し腫瘤を切除する手術を行いました。
開胸手術は胸骨正中をサジタルソーで切開し、胸腔内にアプローチしました。
5cm大の腫瘤が摘出されました。
病理組織学的検査で胸腺腫と診断され、完全切除で予後良好とされました。