散歩中、突然倒れた、、、
2019.07.22
散歩中、突然倒れた、との訴えで患者さんが診察にいらっしゃいました。
聴診で異常音を認めた為、レントゲンを撮ってみると、肺水腫であることがわかりました。
肺水腫とは、酸素を取り入れる肺胞に水が溜まり呼吸困難を起こす疾患です。心臓病が原因である心原性と心臓以外からくると非心原性に分けられます。
肺水腫は苦しそうな呼吸や呼吸の数の増加、チアノーゼ、失神などが見られるようになります。咳もよく認められます。
この症例は同日、心臓病が見つかったため、心不全による心原性肺水腫と診断しました。
治療は酸素室にて安静にし、心臓病の治療および利尿剤です.
治療開始後2~3日で肺水腫は改善し、1週間後に元気に退院できました。