ならしの動物医療センター

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report 症例報告

大腿骨頭切除

2017.12.14

本日は一昨日行った大腿骨切除の症例についてです。
右後肢をかばうとの事で来院された8ヶ月のわんちゃん。
レントゲンを取ると右の股関節にあたる大腿骨の骨の先(矢印)が骨折もしくは吸収されて
異常な形となっています。このため動くと痛みが出て足をかばうようです。

骨頭切除前

痛みの原因の除去と原因究明の病理検査のため、異常な部分を除去する手術を行いました。 
術前に位置関係と状態の把握の為CTを撮影します。

 3D VR 像

3D VR 像2

右の大腿骨の頭が吸収され細くなっています。
 よって手術により切除します。

骨頭切除後

切除後が痛みの原因となる部分が消え去るのでだんだんと歩き方も改善されていきます。
切除した部分を検査センターに出し、若齢犬に好発するレッグカルベペルテス病など虚血性の壊死が無いかを調べます。