ならしの動物医療センター

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report 症例報告

誤食

2020.04.29

今回は、誤食に関して報告します。

わんちゃんの誤食による異物はやはり、多く出会います。

中毒を起こすような中毒性物質を飲み込んだり、腸閉塞を起こしてしまう危険性のあるものを飲み込んでしまったり、

胃や腸に刺さってしまう危険性のある針のような鋭利のもの、おもちゃを飲み込んだり、おやつであげている骨などを飲み込んでしまったりなど様々です。

今回の症例は、何度か誤食をしているワンちゃんです。過去にも、殺虫剤やたばこなどの危険性の高いものをなめてしまったりなどしております。

今回、すももの種を飲み込んでいる恐れがあるとの事でご来院されております。

大きさは1.3cm程度で、やや小さかったのですが、閉塞する恐れもないわけではなかったので、検査と処置を行っております。

レントゲン検査、腹部超音波検査を実施し、種を疑うような所見は認められませんでした。

念のため、飼い主様をご相談の上、催吐処置を実施しましたが、胃液しか吐きませんでした。

飲み込んだ可能性がある時間から、そこまで経っていなかったので内視鏡検査もお話ししましたが、経過観察になりました。

今のところ、来院もないので、問題なかったのだと思われます。

 

 

 

 

 

 

 

獣医師 田中