ならしの動物医療センター

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report 症例報告

胆嚢粘液嚢腫

2017.12.20

本日の症例報告は、胆嚢粘液嚢腫に関してです。
胆嚢粘液嚢種というのは、本来胆嚢の中にはさらさらの液体の胆汁とよばれる

消火液が溜まっておるのですが、胆嚢の中にゼリー状の粘液が貯留する病気で、

胆泥と粘液物質による胆管閉塞や胆嚢の破裂による胆汁性腹膜炎などが引き起こされます。


溜まる事により、胆嚢が破裂してしまったり、胆管閉塞を起こすことにより急激に元気がなくなります。

他の症状としては、黄疸、腹部痛、食欲不振、嘔吐などが認められます。


軽度であれば、お薬や食事療法により管理しますが、重度に症状がでた場合や、

破裂の疑いがある場合は、致死的となりますので手術によって胆嚢摘出を行います。

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腹部超音波検査では、特異的な画像で見えてきます。
いわゆるキウイフルーツ型や星型、放射状型などにみえる場合、胆嚢粘液嚢腫の診断になります。