ケンネルコフ
2017.12.20
ケンネルコフは犬伝染性気管・気管支炎とも呼ばれ、 若齢の犬で発生する非常に感染力の強い呼吸器疾患で、特徴として肺炎の徴候を伴わない咳があります。 原因としてウイルスと細菌の混合感染が考えられており、特に犬パラインフルエンザウイルス、 気管支敗血症菌、アデノウイルス2型、マイコプラズマが挙げられます。 これらのウイルスや細菌はくしゃみや鼻水といった飛沫感染で広がっていくので、 ワクチンを打ってなかったり免疫力の低い子犬がケンネルコフの症状のあるワンちゃんと接触すると 感染するリスクが高まります。 治療としては、抗菌薬や鎮咳薬、気管支拡張薬の投与やこれらの薬の噴霧吸引療法などを行います。