表在性膿皮症
2017.12.20
本日の症例報告は、表在性膿皮症についてです。 表在性膿皮症は、主に毛穴を中心に皮膚の中で、 細菌(主にブドウ球菌)が増殖し、炎症を起こす皮膚病です。 本来、皮膚のバリア機能というものが健康であれば、これらの細菌が問題を起こす事は少ないのです。 しかし、背景に皮膚の問題(例えばアトピー性皮膚炎など)を抱えていると、この病気は起こりやすくなります。 そのため治療に関しては、皮膚で増殖した細菌に対しての抗生剤は重要なのですが、 再発などを防ぐため他の原因を管理したり、細菌が増殖しないように、 シャンプーなどで皮膚を清潔に保つのも重要になります。 皮膚の検査で、球菌とよばれる細菌が増えていたので、まずは抗生剤などで治療を開始しております。