ならしの動物医療センター

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report 症例報告

膀胱炎

2017.12.21

膀胱炎は犬において比較的多い疾患です。
原因として様々な要因が考えられますが、細菌感染によるものが多く、
他にも結石や腫瘍、外傷などが膀胱炎の発生要因として考えられます。


細菌感染の場合、糞便に起因する細菌の大腸菌やブドウ球菌、レンサ球菌、
プロテウスなどが多く、これらの細菌は主に尿道を昇って膀胱に達するので
肛門と陰部の近いメスの方が細菌に起因する膀胱炎が発生しやすいです。


症状としては、痛みを伴う頻尿や排尿困難があり、
膀胱炎が酷くなると膿尿という白濁した尿や血液が混じる血尿が見られることもあります。


診断には、尿検査やX腺検査、エコー検査を行い、膀胱炎の原因に沿った治療を行います。