外耳炎
2017.12.21
本日の症例報告は、外耳炎についてです。 最近、外耳炎の症例が多いように感じます。 外耳炎の引き金ともな一次性原因としては、耳ダニ、耳道内異物などの局所性の問題と、 アトピー、食物不耐性、自己免疫疾患、角化異常などの全身性の問題が含まれます。 一旦、起こってしまった外耳炎の治癒を妨害し、持続させるような悪化因子には、細菌、 マラセチア、耳道上皮の浮腫、潰瘍や耳道内アポクリン腺の炎症などがあります。 ビーグル、ミニチュアダックフンドなどの耳が下垂しているワンちゃん、トイプード ルやミニチュアシュナウザーなどの耳道に毛がかなり生えるワンちゃんなどは、やはり好発犬種になります。 写真は、耳道内に毛がかなり生えていて、 外耳炎を悪化させる要因があるワンちゃんです。 現在、耳道の毛抜きを行っています。