ならしの動物医療センター

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report 症例報告

肛門の腫瘤 

2021.09.17

今回の症例は12歳のパグです

2週間前くらいから肛門に腫瘤ができていて、本人は気にしている様子はないがやや大きくなってきている気がするとのことでご来院されました。

確認してみると、肛門の皮膚~皮下にかけて約5mmの腫瘤が認められた為、細胞診検査を実施しました。

肛門の5時方向に腫瘤が認められます

細胞診検査では、針を刺して吸引し細胞を採取しその細胞を顕微鏡で確認することで、その腫瘤がどのような細胞からできているかを診断します。

今回の症例は針を刺して吸引したところ、腫瘤の内容物が吸引でき大きさが縮小しました。

現在吸引できた内容物を塗抹標本にして検査センターに送付し、検査の結果を待っています。

 

獣医師 後藤