誤嚥性肺炎
2017.12.21
誤嚥性肺炎とは胃から食べ物や飲み物が気管に吸入されることで生じます。 気管に胃の内容物が流入すると、まず胃酸によって気道が障害され呼吸困難となります。 その後、数時間後には血管透過性が亢進し肺水腫が見られるようになり、 この肺水腫が肺野全体に広がると生命に関わります。 そのため誤嚥性肺炎を発見したら出来るだけ早期に酸素の投与と気管支拡張療法を行い、 酸素室での入院になります。 全身麻酔をかける前に摂食していると誤嚥性肺炎を引き起こすリスクが高まるので、 手術等で麻酔を行う時には獣医師からの指示通りに絶食絶水の管理を行ってあげて下さい。