ならしの動物医療センター

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report 症例報告

歯周病

2017.12.22

本日の症例は歯周病のわんちゃんです。
 
 歯には歯石が大量についていて口臭がひどいだけではなく、
歯肉は真っ赤になり目の下は腫れてきています。
 
 顔のレントゲン検査で歯が溶けている様子が見られたため、より詳しく見るためにCT検査を行いました。
 その結果、歯の根元には膿が貯まっていて、骨まで溶かしていることがわかりました。

 歯周病が進行して歯の根元まで炎症が広がってしまっているので、
CT検査でそれぞれの歯がどれくらい炎症を起こしているか確認し、抜歯しました。
 

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 今回は13本の歯を抜歯して、残った歯の歯石は全て落として綺麗にしました。
 犬歯の抜歯はメスを使って歯肉を剥がし、ドリルで歯に接している骨を削ります。
 

 そして、エレベーターと呼ばれる彫刻刀のような歯科用器具で
歯肉と歯を剥がして丁寧に引き抜き、最後は余った歯肉を糸で縫合し、傷口を塞ぎます。

 臼歯などの大きな歯は一度ドリルで半分にしたりして抜きやすくしてから抜歯します。
 

 
 今回抜いた本数が多いですが、しっかり鎮痛管理をしております。
 これから2週間は傷が開かないように柔らかいご飯をあげて、様子を見ていきます。