動脈管開存症(PDA)
2018.06.20
5ヶ月齢にて心雑音があったチワワの症例です。
心臓超音波検査にて動脈管開存症と診断し、外科手術となりました。
動脈管開存症とは胎児期に重要な役割をしている動脈管が生後も閉鎖せずに残存する結果、左心系に負担がかかり、心不全や肺水腫へと移行する病気です。
この症例は心負荷が認められたものの、手術可能な状態であったため、開胸術による残存血管の結紮を実施し、完治へと至りました。