神経鞘腫
2018.06.20
軟部組織の腫瘍で血管や神経細胞から発生します。
神経から発生するタイプは進行が遅くなかなか気づかれませんが、
坐骨神経などから脊髄へ向かって増殖・浸潤した場合、進行性の後肢麻痺や麻痺による歩行異常を呈するようになります。
診断にはCT/MRIを用いての画像診断と手術により摘出し病理検査を行う必要があります。
この症例は片側後肢麻痺を呈し、腫瘍が骨盤を乗り越え脊髄へ浸潤しつつあったため、反対側の麻痺への進行を防ぐために腫瘍の摘出と同時に片側骨盤切除+断脚術を実施しました。