ならしの動物医療センター

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report 症例報告

コルセット

2017.12.14

本日の報告は、椎間板ヘルニアの治療の一環でもある、コルセットについてです。
椎間板ヘルニアの場合、腰を曲げたりすることにより、
病変や症状が悪化してしまう恐れがあるため、その中で治療と予防を兼ねて
コルセットを装着することがあります。
コルセットを装着することにより、体の軸をまっすぐにさせ、
同時に脊柱に負担のかかる順ぞり、逆ぞり(エビぞり)を無くし、また、
腰振りを少なくさせることで、椎間板ヘルニア症の発症を低下させるとともに、
症状を有するケースでも、悪化を防ぐ目的で使用します。






 また椎間板ヘルニア症の外科手術後の体軸曲がりを予防し、
さらにリハビリ歩行時での後駆牽引補助を可能にする必須アイテムです。
この子は、実際に椎間板ヘルニアの手術を行い、術後にコルセットを
装着しています。


術後の経過はかなり良好です。
神経検査でCPという反応が消失していたのですが、徐々に反応がでてきています。