ならしの動物医療センター

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report 症例報告

シュウ酸カルシウム結晶

2017.12.20

本日はシュウ酸カルシウム結晶についてご紹介します。
シュウ酸カルシウム結晶は尿結石の1つで犬では2番目に多い尿結石で、
猫でも一般的な種類の尿結石です。発生時期としては中年齢から高年齢で発症することが多いです。

原因は高カルシウム血症、酸性尿、著しい濃縮尿、原発性上皮小体機能亢進症、
副腎皮質機能亢進症、慢性代謝性アシドーシス、肥満などが挙げられます。

臨床症状は血尿、頻尿、排尿困難、排尿痛、不適切な排尿があり、
治療としては尿結石の除去や尿結石の再発や成長の防止が必要になってきます。

上記の症状がある場合は一度尿検査をしてみることをお勧めします。

        下記の結晶がシュウ酸カルシウム結晶です
シュウ酸