本日の症例は、シラミが発見された子猫ちゃんです。

身体検査で被毛に異物が見つかったので顕微鏡でのぞいてみると…




ネコハジラミでした。

ハジラミは吸血せず、猫の体表を歩き回って毛やフケをかじって食べるため、
皮膚炎を生じさせ、痒み、紅斑などをおこします。


またネコハジラミは人や犬には寄生しないと言われていて、
感染は寄生している猫との接触によりおこります。


被毛に多数の卵を産み付けるため、卵によって寄生が発見される場合が多いです。


今回の症例はノミも同時に発見されました。
フロントラインスプレーという生後２日から使用できるノミ・マダニの駆除剤で治療しました。
フロントラインはノミとマダニの駆除剤ですが、ハジラミの駆除もすることができます。