ならしの動物医療センター

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report 症例報告

ペニスの腫れ

2020.12.16

おちんちんが腫れているとワンちゃんが来院されました。

見せてもらうとペニスの先が水風船のように腫れています。

興奮時などにに外へ出たペニスが、もとに戻らなくなってしまう事があります。

偶発的に包皮の皮膚や周囲の毛などに引っかかって戻らなくなることもあれば

生まれつき包皮の出口が狭く繰り返すこともあります。

外に出たままのペニスは浮腫んで水風船のように膨らみます。

これをワンちゃんが気にして舐めすぎたり掻いたりすると傷が付き炎症を起こします。

このような時は病院で優しく包皮の中に戻して洗浄をします。

外傷や炎症の程度によりお薬が処方されます。

生まれつきの異常がある時は手術が必要になる事もあります。


ペニスに異常を感じたら動物病院を受診してください。

獣医師 高橋