ならしの動物医療センター

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report 症例報告

マダニ

2017.12.20

本日の症例報告は、マダニについてです。

当院のトリミングに来院してくれたワンちゃんの体にマダニがついていました。

かなり暑くなってきたのと、ここの地域は比較的ダニが多い気がします。
マダニは大きく、肉眼でも確認することが可能です。

しかし、吸血する前は、かなり小さいので、長毛種のワンちゃんなどは気付かないことが多いです。


吸血をすると、マダニは1cm以上になる事もあります。
その時にマダニが寄生している事に気付かれる飼い主様が多いです。
犬の眼の周りや耳、首、脇に寄生することが多いです。


マダニに吸血されても痒みを示すことは稀なんですが、様々な疾患を媒介するので、駆除や予防は必要です。

貧血を起こすバベシア症や発熱などを示すライム病などは、マダニによる媒介で感染します。
また、マダニは人間からも吸血し、同じように病気を媒介するので注意が必要です。


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