乳歯遺残
2017.12.20
本日は乳歯遺残についてお話します。 犬の歯は人と同じようにまず乳歯が生え成長とともに永久歯に生え変わっていきます。 この過程で乳歯が抜け落ちずに残ってしまった状態を乳歯遺残と言います。 通常、犬の歯は乳歯が生後3週齢から生え始め、生後約2ヶ月齢で生えそろいます。 その後、永久歯が生後約5か月齢頃から生え始め、 約7か月齢で完全に乳歯から永久歯へと生え変わるます。 特に遺残が起こりやすいのは上顎下顎共に犬歯で、乳歯が残った状態のままでいると 噛み合わせが悪くなったり、乳歯と永久歯の間に歯垢や歯石が溜まり歯周病の原因となったりします。 大人になっても抜け落ちずに残っている乳歯がありましたら病院で抜歯をお勧めします。