口唇の腫瘤
2021.09.01
今回の症例は10歳のペルシャ猫です。
口唇に出来ている黒っぽい腫瘤が気になるとの事でご来院されました。
腫瘤は見た目だけでは良性のものか悪性のものか判断はつかないため、細胞診検査を実施しました。
細胞診検査では、針を刺して吸引し細胞を採取しその細胞を顕微鏡で確認することで、その腫瘤がどのような細胞からできているかを診断します。
今回の症例の細胞診の結果はアポクリン腺嚢胞などの良性病変の可能性が考えられるとの結果でした。
良性の病変の可能性が高く、腫瘤自体も縮小傾向を示しているため現在経過観察を行っています。
獣医師 後藤