外耳炎
2017.12.20
本日の症例報告は、外耳炎についてです。 最近、かなり暑く、湿度も高い為、多いのが皮膚炎や外耳炎です。 暑くなるとどうしても耳の中が蒸れるため、外耳炎になりやすくなってしまいます。 実は、外耳炎もなりやすい原因があります。 耳の中の構造によってもなりやすくなります。 例えば、耳道が狭かったり、耳介が垂れている(ミニチュアダックスやビーグルなど)、 耳毛が多い(トイプードルやミニチュアシュナウザーなど)、 耳道が縦穴(フレンチブルドックなど) などが外耳炎の素因になってきます。 元々、皮膚があぶらっぽく、いわゆる人で言う脂漏症やアトピー性皮膚炎なども素因になってきます。 原因としては、ブドウ球菌や緑膿菌が感染したり、ミミダニが悪さをしていたりなどがあります。 この子の耳は、まだ初期の段階で炎症も強くおきていませんが、 放っておくと今の時期悪化する恐れがあります。 治療は、耳の洗浄や点耳薬、ミミダニがいる場合、駆虫薬が必要になってきます。 今の時期、耳を気にする素振りがありましたら、早期の治療をおすすめします。