外陰部の腫瘤
2024.01.21
本日の症例は、臨床症状は認められませんが、身体検査で外陰部に腫瘤性病変をみとめたワンちゃんです。
以前から、血尿の症状も認め膀胱結石も確認できており、食事治療を実施しておりますが、結石の縮小は確認できず。
飼い主様とご相談の上、外陰部の腫瘤の切除手術を実施し病理検査を行い診断をつけ、同時に膀胱結石の摘出手術も行うことになりました。
外陰部の腫瘤の写真です。
膀胱結石の写真です。
外陰部の腫瘤は、線維性ポリープで悪性の腫瘤ではありませんでした。
結石は、結石分析を行いシュウ酸カルシウム98%以上との結果でした。
比較的溶けにくい結石の成分で構成されていました。
獣医師 田中