ならしの動物医療センター

ならしの動物医療センター

report 症例報告

尿路結石

2022.09.07

今回の症例は7歳のチワワです。

当日朝一から、何度も排尿姿勢を取るが、尿がポタポタしか出ないということでご来院されました。

尿貯留が確認され、エコー、X線検査により尿道、膀胱に結石を認め尿道閉塞と診断しました。

尿路結石には、いくつも種類があり、犬ではストルバイト結石、シュウ酸カルシウム結石が多く、ダルメシアンは遺伝的に尿酸代謝ができないことから、尿酸アンモニウム結石ができやすいとされています。

膀胱結石は小さい場合には症状を現しにくいですが、痛みを伴う排尿困難や頻尿、血尿などの膀胱炎症状を起こすこともあり、尿道閉塞を起こした場合には、腎不全を起こして死に至ることもあります。

尾崎