ならしの動物医療センター

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report 症例報告

尿道脱 

2021.09.10

今回の症例は10歳のヨークシャーテリアです

トリミングでご来院され、身体検査の際に尿道の先端が赤くなっているとのことで診察を行いました。

尿道脱が起こっていました。

尿道脱は尿道の粘膜が反転し、陰茎の先に出てきてしまう状況です。

尿道粘膜がでたままになってしまっていると粘膜が傷つき感染を起こしてしまうこともあります。

何度も繰り返してしまうような症例では外科的な処置を行う事もあります。

 

尿道の粘膜が反転して陰茎の先に出てきてしまっています

整復処置後

今回は感染等は起こっていなかった為、整復処置を行い、経過を見ます。

獣医師 後藤