ならしの動物医療センター

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report 症例報告

椎間板ヘルニア(②灸)

2020.11.07

今回の症例も椎間板ヘルニアの10歳4ヵ月のミニチュアダックスフンドです

この症例は前回の症例とは異なる症例ですが、同じく椎間板ヘルニアを発症し後肢の麻痺が認められたため手術を行いました。

その後術後の補助的な治療として灸治療をおこなっています。

灸治療も中医学に基づいた治療法で、鍼治療と同様に体の中を流れる気を整えることを目的とします。

椎間板ヘルニアで後肢麻痺がある症例では、上半身に気がたまり、下半身に気が足りていないと考えます。

そのため上半身の気を瀉して下半身に気を補い、調節を行うためにいくつかの経穴にお灸を行います。また、お灸には温熱療法の効果もあります。

それぞれの症例に合わせてツボにお灸をします

 

 

 

 

 

 

 

この症例では手術後のリハビリに加え、鍼治療、お灸、低周波パルス療法での通院を行い、徐々に後肢麻痺の改善が見られています。

 

獣医師 後藤