本日は気管支拡張症になったワンちゃんをご紹介します。

長期的に咳をしているワンちゃんで定期的に症状が悪化していますが、
今は抗生剤、気管支拡張剤、鎮咳剤を使用して落ちついています。

この疾病は不可逆的な破壊による気道の拡張のことで、原因としては先天的な欠損、
慢性炎症や感染、腫瘍などが挙げられます。

治療としては環境の調節、抗生剤や消炎剤の投与、ネブライザー等がある。
疾病としては完治はしないものなので長期的に付きあっていく必要があります。

疾病には完治するものもあれば、
このように、発症したら一生をかけて治療をしていく必要があるものもあるのでその場合は
なるべく動物への負担も軽くしながら長く続けられる治療を探していくことが大切になってきます。

下記のX線の矢印の部分が拡張している気管です。円筒状になっています。

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