ならしの動物医療センター

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report 症例報告

犬のふるえ・けいれん

2017.12.22

わんちゃんはよく震えたりすることがあります。
病的なものや感情の問題、またはひきつけのようなけいれんをすることもあります。


原因は様々で、狂犬病、ジステンパー症、破傷風、尿毒症、脳や神経系の異常、
甲状腺機能低下症などの内分泌疾患、低血糖や低Ca血症、不安・恐怖・悪寒、低体温、中毒、
強い痛み(腰痛など)、老齢犬では後肢のふるえも起きる時があります。


外見だけでは原因を判断が出来ない場合も多く、身体検査や神経検査、
血液検査などを組み合わせて原因を探ります。

原因が痛みであれば痛みの場所を特定し治療します。



中毒や低血糖、腎不全などの血液的な異常であれば解毒、輸液、ブドウ糖の注射などを行うことで改善します。

神経や脳の異常であればMRI検査を行うこともあります。


ふるえ、特にけいれんは重篤の病気の一症状として現れることも多いので
そういった症状が見られましたら早目にご来院ください。