犬の糖尿病
2017.12.14
今日は犬の糖尿病についてお話します。
人間では耳にすることの多い糖尿病ですが、ワンちゃんにも同じように糖尿病が存在します。 原因としては、膵臓のランゲルハンス島からのインスリンの分泌不足やインスリンへの反応性の 低下などがあり、肥満や運動不足も糖尿病を発症させる因子として関わってきます。 一般的に多飲多尿や食欲があるのに体重が減るといった症状がみられ、 進行すると食欲がなくなり嘔吐や脱水を起こし、最終的には昏睡状態に陥ってしまいます。 また糖尿病は合併症を起こすことがあり、白内障や糖尿病性網膜症といった目の病気や糸球体硬化症という 泌尿器系の病気を併発することが知られています。 聞きなれた単語で甘く考えがちな糖尿病ですが進行すると命にも関わる病気ですので、 日頃からワンちゃんの様子をよく見て不審な点がありましたら早めに病院で検査し早期発見・ 治療出来るようにしてあげてください。