ならしの動物医療センター

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report 症例報告

猫 腹腔内腫瘍

2017.12.08

本日は、他の病院で口内炎を治療し、注射にて口内炎の治療をしているが食欲も戻らず、
吐き気が出て来てしまった猫ちゃんの症例です。

難治性の口内炎をもともと持っており、定期的に他院にて注射などの治療を行っていたが、
薬の効果が切れると食欲が落ちるという事で、
2カ月に1回ほどのペースで注射していたそうです。

今回も、食欲が落ちてしまったため、口内炎に対する注射を打ったのにも関わらず、
食欲が戻らず、吐き気まで出てしまったという事で、来院されました。

一通り、検査をすることになり、血液検査、レントゲン検査、腹部超音波検査を実施。
 血液検査には、今回の症状につながるような目立った異常値は、なし。
 しかし、腹部超音波検査にて左側腎臓の頭側正中よりに腫瘤を疑う陰影あり。

まずは、そこから今回の症状が出ている可能性があるため、
まずその腫瘤に対してエコーガイド下においての針生検を行いました。





只今、細胞診の検査結果待ちです。