ならしの動物医療センター

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report 症例報告

猫の甲状腺腫瘍

2024.09.22

本日の症例は、6歳の猫ちゃんで片側の甲状腺が腫大し、甲状腺ホルモンの数値が上昇。それにより、肝酵素の上昇や性格に変化がでた症例です。

以前から肝臓の数値は高く、精査を実施したところ、左甲状腺腫瘍を疑い経過をみておりました。

猫の甲状腺腫瘤の多くは良性がおおいのですが、悪性も否定はできません。

6歳という年齢を加味し、内服することが難しいとの背景もあったので、飼い主様とご相談の上、摘出手術を行うことにしました。

  ←むかって左側に見えている赤黒いものが甲状腺腫瘤です。

 ←摘出した甲状腺腫瘤

病理検査は良性の甲状腺腺腫。

術後は甲状腺ホルモンおよび肝酵素の数値も正常化し、経過良好です。

獣医師 田中