猫白血病ウイルス感染症
2017.12.21
本日の症例報告は、猫白血病ウイルス感染症についてです。 感染はしていなかったのですが、感染している恐れがあったので、検査を実施致しました。 基本的には、感染してから発症するまでには、比較的時間がかかります。 リンパ腫や白血病の恐れがある際、感染を知る事が多いです。 末期には、体重減少や免疫不全を起こすなどにより、体調が劇的に悪くなります。 感染している猫と接触感染、特にケンカなどの際の咬傷は感染する確率が高いです。 リンパ腫や白血病になると、発熱、元気消失、食欲不振、貧血、体重減少などが見られます。 胸腔内にリンパ腫による腫瘤塊が発生すると、呼吸困難を起こし、開口呼吸が見られることがあります。 今現在では、外部の検査センターに血液を送り、感染の有無を確認することができるが、 院内で簡単に検査できるキットもあります。 ご質問や気になる方は、獣医師まで尋ねて頂ければお答え致します。