ならしの動物医療センター

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report 症例報告

皮膚垂?

2020.11.23

今回の症例は、17歳のミニチュアダックスフンドです。

この症例は肛門と陰部の間の皮膚の一部が黒く下垂しているのが以前からトリミングの身体検査で確認されていました。

徐々に大きくなってきていたため今回は皮膚の細胞診検査を行うことになりました。

黒く垂れ下がっているのが今回の病変です

拡大するとこのように見えます

 

 

 

 

 

 

皮膚の細胞診検査では、針を刺して吸引する事で細胞を採取しその細胞を顕微鏡で確認することで、その腫瘤がどのような細胞からできているかを診断します。

この検査は針吸引で採材を行うため検査にあたって麻酔等が必要なく、侵襲性が低いため高齢の高齢の症例にも負担の少ない検査です。

 

今回採取した細胞は、現在検査センターに送付し診断を待っています。

 

獣医師 後藤