眼球突出
2021.01.18
今回の症例は、眼球が突出していた症例です。
元々外猫の猫ちゃんを保護して、お家に迎え入れた子です。
保護した時から、左眼の眼球は突出しており、視覚は消失している状態です。感染も起こしている状態で、膿が溜まっていました。
眼球が突出している理由や、いつからかは不明ですが、頭部のレントゲン検査で、下顎骨も骨折している箇所もあったため、
交通事故などの外傷性のものの可能性も考えられました。
下顎骨は、骨折しているものの、食欲はあり、口の動きも問題なく、触診でも痛がる様子などは明らかにはありませんで位した。
飼い主様とご相談し、CT検査を実施し、骨折の状態の精査を行い、避妊手術と眼球摘出手術を実施致しました。
感染していたので、消毒処置をしてから、縫合しております。
現在、抗生剤、痛み止めの治療で経過良好です。
獣医師 田中