ならしの動物医療センター

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report 症例報告

肛門嚢炎

2017.12.22

本日の症例報告は、肛門嚢炎についてです。
肛門嚢の病気としてよくあるのが、肛門嚢炎です。


名前の通り、肛門嚢内に炎症がおこる病気なのですが、
主な原因としては、肛門嚢内に細菌が感染し化膿することにより、炎症を起こします。


症状としては、しきりにお尻を床や地面にこすりつけたり、舐めたりするような症状がみられます。
その際、肛門嚢を絞ると膿のような色をしており、臭いも比較的強いです。
まれに、出血を起こし、血が混じる事もあります。

治療法としては、肛門嚢を定期的に絞り、抗生剤の治療や、肛門嚢内を直接洗浄することもあります。