ならしの動物医療センター

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report 症例報告

胃内異物 追記あり

2021.08.18

嘔吐を繰り返していた症例です。

2週間程前からほぼ毎日胃液を吐いていました。

食欲元気があるので様子を見ていたそうですが

吐物に血が混ざり始めたためにご来院されました。

 

血液検査、レントゲン検査、腹部超音波検査にて異常が認められなかったため

内視鏡検査を行いました。

胃の中に2cm程の異物があり

胃壁には点状の出血が認められました。

病理検査のための消化管粘膜の生検を行い

スクラルファートを投与して検査を終了しました。

 

異物は硬いナッツの殻でオーナーによると1カ月前に食べた可能性があるとの事でした。

異物を食べたくなるような基礎疾患ががないか病理検査の結果待ちとなります。

 

追記

病理検査には異常は認められず異物除去後は症状も治まっているそうです。

 

獣医師 高橋