ならしの動物医療センター

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report 症例報告

胃内異物

2019.06.12

前日から何度も吐くとの事で、ご来院された猫ちゃんです。

まだ若い猫ちゃんで、前日から食欲はありませんでしたが、元気はあり、何回か嘔吐は続いておりました。

全身精査を行い、血液検査では異常はありませんでしたが、腹部超音波検査を行ったところ、胃~十二指腸にかけて異物を疑う所見が認められました。

ひとまず、入院治療を開始し、点滴と対症療法を行っていたところ、翌日の夜に行った超音波検査で空腸の方に流れておりました。

その翌日に、消化管の造影レントゲン検査を実施し、経過を追っていったところ、造影剤と一緒に徐々に結腸の方に流れていき、

翌日に便と一緒に出てきました。

 

 

 

 

 

 

今回は、うまく造影剤と一緒に便と出てくれましたが、完全に腸に詰まって体調が悪くなってしまったら、

開腹手術を行わなくてはならないこともあります。

皆さん、十分に注意してください!!