胆嚢摘出
2022.09.24
本日の症例は、胆管拡張が認められた症例です。
急激に食欲元気が無くなり、嘔吐などの消化器症状を認めた症例です。
身体検査で、可視粘膜の黄染を認め、血液検査で黄疸あり、肝酵素の上昇、炎症の数値の上昇を認めました。
腹部超音波検査で、胆嚢内に小胆石や流動性の低下した胆泥貯留、総胆管の拡張を認めたため、胆管閉塞、胆管肝炎を疑いまず入院治療を実施し、内科治療を開始。
徐々に肝酵素や炎症の数値の改善を認め、麻酔下でCT検査、内視鏡検査を実施し、胆管閉塞につながる基礎疾患を認めなかったため、胆嚢摘出を実施しました。
これが、その手術の際の写真になります。胆嚢内からは粘液や胆石がでてきました。
その後、胆嚢自体も摘出し、手術は問題無く終了しました。
獣医師 田中