ならしの動物医療センター

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report 症例報告

脊髄再生医療

2017.12.22

今回の症例はオペを行った椎間板ヘルニアのわんちゃんです。
重度のヘルニアに併発する「脊髄軟化症」という命を脅かす病気を疑う症状は認めず、まずはひと安心です。

次の目標は歩くことです。しっぽは振ることができるのですが、まだまだ足をつけて歩くことはできません。

そこで今回は幹細胞療法という再生医療に取り掛かりました。
幹細胞はいろいろな臓器などを構成する細胞に変化(分化)することができる細胞です。


この細胞を取り出して増殖させ、傷ついた組織に戻してあげることで怪我や臓器の再生を促します。
今回の症例は脊髄損傷に対しての幹細胞療法を行いました。

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増殖中の幹細胞です。

幹細胞を増殖させて安定するまで時間がかかってしまいましたが、無事に行うことができました。
今後も細胞を増やしながら定期的に行ってリハビリを行っていきます。