脊髄造影(椎間板ヘルニア)
2024.03.15
本日の症例は、椎間板ヘルニアを発症したわんちゃんです。
急性に両後肢麻痺を呈し、両後肢ともに深部痛覚も消失し、椎間板ヘルニアでいうとグレード5の状態でした。
飼い主様と現在の病態や今後の検査や治療に関してご相談し、まず当院でできる脊髄造影CT検査を実施することになりました。
来院された当日に全身麻酔下でCT検査および脊髄造影CT検査を実施致しました。
脊髄造影実施後のCT画像です。黄色い丸で囲っているところが病変部です。
胸椎の11番目と12番目(T11-12)の椎間で椎間板ヘルニアを発症しており、脊髄を圧迫している椎間板物質を摘出するため、片側椎弓切除術を実施いたしました。
獣医師 田中