ならしの動物医療センター

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report 症例報告

膀胱結石

2022.10.27

今回の症例は、膀胱に結石が溜まっていた症例です。

以前から膀胱に結石があり、見た目でわかる異常な症状はありませんでしたが、見た目ではわからない慢性的な血尿があり、

内科的に長期で食事治療やサプリメントで治療していたワンちゃんです。

定期的な検査をしていたのですが、結石は小さくならず、腹部超音波検査で膀胱の粘膜の肥厚を認め、ポリープや慢性刺激による粘膜肥厚の可能性もありましたが、

飼い主様と相談の上、膀胱切開による膀胱結石の手術を実施することになりました。

 

結石分析に出したところ、シュウ酸カルシウムの結石でした。

シュウ酸カルシウムの結石は溶けにくいので、今後結石が再発しないように注意が必要になります。

獣医師 田中