ならしの動物医療センター

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report 症例報告

膀胱腫瘤

2020.10.29

今回の症例は13歳7か月のウェルシュコーギーです。

この症例は特に臨床症状はありませんでしたが、わんにゃんドックでの腹部エコーで膀胱に付着した腫瘤が見つかりました。

膀胱(UB)の隣に腫瘤が認められます

 

 

 

 

 

 

CT検査を行ったところ腫瘤は膀胱を圧迫しており、尿管の流れもやや阻害していることがわかりました。

膀胱の横に腫瘤が認められ、膀胱を圧迫しています

 

 

 

 

 

 

 

硬性鏡で膀胱内部の確認を行いました。

腫瘤によって膀胱が圧迫されていることが確認されました。膀胱の内側に病変は確認されませんでした。

膀胱が圧迫されて内側に膨らんでいるのが分かります

 

 

 

 

 

 

 

日を改めて、手術を行い腫瘤を摘出いたしました。

手でつかんでいる部分が腫瘤です

 

 

 

 

 

 

術後の経過は良好で食欲や元気もあります。

現在は摘出した腫瘤を検査センターで検査をしてもらっています。結果によって今後の治療方針を決定する予定です。

獣医師 後藤