本日は膿皮症についてお話します。
膿皮症は皮膚が衛生的でない状態であったり擦り傷などの傷口に細菌が感染して
化膿性病変を形成することで発生します。

膿皮症には表層性と深層性があり、口や顔の周りや外陰部では表層性膿皮症が、
指の間や若齢犬では深層性膿皮症が多くみられます。

初期では痒みのある小さな紅疹として現れ進行すると環状の病変となります。
また、中心部の古い病変部が色素沈着によって黒色化したり、痒みで舐めることで脱毛が起こります。

治療には抗生剤で細菌を排除したりシャンプーで皮膚を衛生的に保つことが有効です。
再発しやすい病気なので定期的にシャンプーすることが予防になります。

しかし、アトピー性皮膚炎や甲状腺に病気があると治りにくくなります。