ならしの動物医療センター

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report 症例報告

誤飲。

2017.12.08

少し前にも記載させて頂いた誤飲なのですが、今回は前回と違うものを誤飲し、
違うワンちゃんが来院されました。

少し前に鳥の骨をそのまま飲んでしまったとの事で、来院されました。
吐き気などの症状はなかったのですが、胃内にあるのであれば、
催吐処置を行い、吐かせることができます。

鳥の骨自体は中毒を起こしたりはしないので、便と一緒に排泄されてしまえば、
問題はないのですが、もしそのまま腸に進んでしまった場合、腸に詰まってしまう危険性や、
鳥の骨が腸に穴をあけてしまう恐れがあるので、油断はできません。

まずは、腹部レントゲンを撮影致しました。

胃内にそのまま残っています。

診察をしていて、異物の誤飲をしてしまうワンちゃんは多いです。
 気付かないうちに、飲み込んでしまったりするケースもあります。

症状が出てしまったりすると、胃カメラや開腹手術を行い、

直接取り除かなければいけないこともありますので、皆さん、誤飲には是非注意してください。