ならしの動物医療センター

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report 症例報告

誤飲(乾燥剤)

2023.05.21

本日の症例は吐いたものに異物が混入していた症例です。

吐いたものに黒いものが混じっており、よく見るとほかに乾燥剤の袋も破れてそのまま入っており、乾燥剤の中身が黒いものでした。

吐物を嗅いでみると鉄分の臭いがしており、調べてみると鉄剤の乾燥剤でした。

食べてしまった乾燥剤の中身は殆ど吐いており、乾燥剤の袋もすべて吐いておりました。

      

今回誤飲してしまった鉄剤の乾燥剤は中毒を起こしたりはしませんが、食べるものではないので注意しましょう。

乾燥剤の中でも、おせんべいの袋などに入っている石灰乾燥剤は水と混じることにより発熱するためかなり危険です。

乾燥剤は色々な食材の中に入っているものなので、誤飲するリスクも高いです。

皆さんも気を付けて下さい。

 

獣医師 田中