ならしの動物医療センター

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report 症例報告

食事アレルギー

2017.12.20

食事アレルギーとは食べ物の中に含まれる物質、
主にタンパク質に対してアレルギー反応を起こしてしまうものです。


この食事アレルギー自体はそこまで多い病気ではないのですが、
アトピー性皮膚炎を伴っていることがあり診断時に注意が必要です。


症状としては、アトピー性皮膚炎と似た症状で皮膚の痒みや赤み、
慢性外耳道炎などがあり、他にも嘔吐や下痢といった消化器症状を示すこともあります。


食事アレルギーを血液検査で確定するのは困難であり、
除去食試験と呼ばれるアレルギー物質を全く含まない食事を与えて
症状が改善するかを確認する方法が用いられます。


原因物質が特定されればその食材を含まない食事に変更すれば症状は治まりますが、
アトピー性皮膚炎を伴っている場合は両方の治療を行っていく必要があります。