ならしの動物医療センター

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report 症例報告

骨髄塗抹標本

2017.12.22

重度の貧血のワンちゃんに対して
その原因を調べる検査に骨髄の細胞診があります。

骨髄に針を刺し中の細胞を採取します。

採取した骨髄は抗凝固剤を使用せずに迅速に圧挫伸展標本をつくります。

抗凝固剤を使用しないと直ぐに固まってしまうので
事前に並べたスライドグラスに少量ずつ素早く骨髄液を滴下します。


P5110875[1]


滴下したそばから別の人が素早く次々と圧挫伸展標本をつくります。


P5110877[1]

更に別の人が素早く冷風乾燥していきます。

何十枚と標本を作製し
その中から細胞がたくさん取れていそうな物を選び
染色し顕微鏡で観察します。