ならしの動物医療センター

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sick 主な病気

上皮小体腫瘍

2018.06.20

副甲状腺の腺腫、癌、過形成を原因とする副甲状腺(上皮小体)ホルモンの過剰分泌が主な原因です。
随伴する症状として多飲多尿・嘔吐や下痢、便秘・痙攣・骨密度の低下(骨粗鬆症)・膀胱結石・高カルシウム血症などが見られます。
進行すると腎不全や心・血管系への負担となるほか、骨粗鬆症より生じる骨折なども見られます。
第一選択は外科的摘出になります。
この症例は摘出手術により投薬も必要なく腫瘍も良性だったため完治へと至りました。

上皮小体エコー上皮小体腫瘍