肺腺癌
2018.09.05
肺腺癌の症例です。
この症例は、咳などの呼吸器症状はなく、歯石除去の術前検査のレントゲン検査で偶発的に見つかりました。
その時の、レントゲン画像がこちらになります。
飼い主様とご相談をし、まずはこの肺の結節性病変に対し、FNAを行いました。
FNA結果で、肺腺癌や気管支腺癌などの癌腫の可能性と診断がついたため、まずは外科的に切除を行い、病理組織検査を行うことにしました。
上記の2枚の写真が、術前CT検査の画像になります。
今回、右肋間からアプローチを行い、開胸手術にて肺の腫瘤性病変の切除を行いました。
上記の4枚の写真が。手術の写真になります。
切除した腫瘍は病理検査を行い、肺腺癌と診断されました。